hくんへ

今日はhくんの月命日だね。
何か食べたいものはある?
何かやってほしいことはある?


毎日、ご飯をお供えして、花も定期的に新鮮で美しく明るいものをhくんの傍らに置いているけれど
月命日は他に何をしたらいいのかな?
いつものように心に語りかけてほしいな。
「かあちゃん、あれほしい、ここ行きたい、あれも食べたい。」と。


今日はね、k市のおばあちゃんに電話したよ。
実は先週、電話で話をしたときに、おばあちゃんからの心無い言葉にイラっときて連絡するのを控えてたんだけど、やっぱりそれはいけないな、って思って連絡してみたの。


そしたらおばあちゃんね、hのこと、
「自慢の孫だったよ。」って。


イケメンでスタイルよくて、賢くて優しい子。って。
親よりも、いろんなことわかってて、人の立場を思いやってくれる子だった。
押しつけでも口先だけでもなく。
kくんも言っていたのよ。
「あいつ、友達を作るのがうまくて、俺たちも知らない友達がたくさんいたけれど、必ず俺らのところに戻ってきてくれるやつだった。」と。


私たちだけじゃなく、みんなに愛されていたと思う。
hは自慢の息子です。
小さなころからずっとね。


声を聴きたい。
休日に「ちょっと寝るから、19:00頃起こしてもらっていい?」ってお願いしたら
19:30頃だったかな、やさしい声で「かあちゃん、かあちゃん」って起こしてくれた。
それから夕ご飯作って二人で食べた。


休日にスーパーからhへ電話して「何か食べたいものある?」って聞いたら、
「ポンデ・○ングおねがい!」って。
買って帰宅して、二人で食べた。


声を聴きたい。
一緒にご飯を食べたい。
一緒に猫ちゃんたちの面倒を見たい。


幼いころの無邪気な笑い声は今でも鮮明に覚えているよ。
もちろん泣き声もね。


私の頭の中にある、hくんの思い出をすべて映像化したい。
映像化して何度も見たい。


hくんは、大切な大切な宝物。
ギューって暖かく抱きしめたい。