町会

次男が亡くなり、私は四年ぶりに元主人の住む街に戻った。


そして先日、お隣さんが来訪して

「次期役員(マンションの)の当番が回ってきたのでよろしくお願いします。」となり。


お断りしたかったが、そうもいかない。


hくんに恥じないよう生きる、と決めたので引き受けた。


マンション役員は同時に町会役員にもなるシステムなので、今夜初顔合わせの町会に行ってきた。


幸いにも、知り合いはひとりもいなかった。


昨年、町会に所属するあるお宅のご子息(高校生)が交通事故で亡くなった話しが出て、警察の対応に対する批判と、事故や犯罪に巻き込まれないよう、、、という話しがされた。


そして、町会内でご不幸があった場合は、家族葬でも香典を出すということに決まりました、という話も出た。


次男が亡くなったことは、町会には連絡していない。


報告する気もない。


訃報などが周知されるのは嫌だから。


そっとしておいて欲しいから。


きっとhくんも、そう望んでるよね。


いいよね。


↑のような話をマイクで話されても、なんの感情も沸いてこない私は壊れてしまったのだろうか。

それとも生きるために前を向き始めてるのかな。

わからないが、hくんを愛おしく思う気持ちは変わらないよ。

いつも一緒だよ。


hくん、聞いてる?

大好きだよ。

つかれたよ

仕事復帰してもう3週間経とうとしているが、
疲れた。
ヘトヘトだ。


布団にくるまってhくんのことだけを考えていたい。


でも今日は少しうれしいことがあった。


hくんを亡くしてから、仕事復帰したはいいが、
長男のことが心配で仕方がなく、
「仕事終わって帰宅したときにmくん(長男)がたいへんなことになっていたらどうしよう。」
と、毎日不安を抱えながら帰宅。


mくんに、「心配でしょうがない…」と私の気持ちを伝えたら
「ボクは大丈夫だよ。そういうことしないし、度胸もないから。」と言ってくれたが、
遊びにいって、夜遅くまで帰宅しないときも連絡をくれなかった。


もう!少しくらい私の気持ち理解してよ。と思っていたが、
今日は帰宅したらメモ書きに「今日はジムに行くので帰りは20時くらいになるよ」とあった。


それだけでも安心する。


異常なくらいに心配性になっている。でも止められない。


ずっと続くのかな…。


でもね、hくん、母ちゃん辛いけどがんばって生きるよ。
お迎えがくるその日まで。

夢なのか、現実なのか…

今朝、というか深夜2時半ころ。


寝ていたら、耳がボワーンとなって「うう…」って身体が硬直したような感じになって、中学2年の頃から20歳くらいまでの間によく経験した「金縛り」の感覚になった。
直後に眠りに入ったのかな、私がトイレに入っていて、出ようとしたときに廊下に亡き次男がやってきた。
少しロン毛っぽいシャギー(ジャ○ーズみたいな?)になってて、かっこよかった。
目を見たら、黒目が多い瞳が涙で潤んでて、少し悲しげな笑みをうかべて二回くらいかな、うなずいた。
私は次男の頬を撫でようとしたけれど、手に感触がない。


すると次男はドアを開けてリビングに入っていった。


そこで私、布団の中で目覚めたのよね。


金縛りっぽくなったときに怖くなかったしhだと直感したのを覚えてる。
廊下で頬を撫でたときも、「hは亡くなっている」ことを把握している自分がいた。


目覚めたときに身体が温かく、怖いという感覚もなく、ちょっとトイレに入って用を足して戻ったら深夜の2時半ころでした。


月命日の夜、夢で逢えたのだけれど、会いに来てくれたのかな。
それとも、レム睡眠(だっけ?)が見せている、ただの夢?


どちらにせよ、ほんの少し幸せな気持ちを味わいました。


hくん、会いにきてくれてありがとう。

5回目の月命日

一昨日の昼休みあたりからかな、

「19日は月命日…」という意識のためか、悲しい感情が深くなってきてた。


昨夜は「明日の夜はhの好きなもの作ろう」と考えていたのだが、どうにも疲れてて、今日は仕事帰りにhの好きなチキン!と近所でも美味しいと評判の焼き鳥を買ってきた。


各種をひとつずつ串から外してお皿に。


手羽先、レバー、皮、ねぎま、わさび…


生前、美味しそうにチキンを頬張っていた姿を思い出す。


あどけなさが残った顔で美味しそうに食べていた姿にはもう会えないけれど、かあちゃんの記憶には鮮明に残ってるよ。


あと、茄子入りのめんつゆを出汁から作って、ネギとゆずを香味にして、ひやむぎ。


大好きだったカボチャの天ぷら、揚げなくてごめんね。

近日中に作るからね。


こうやってブログ書いてるけど、まだいなくなったことを受け入れられない。

まだ信じたくない。


でもいない。帰ってこない。


会いたいな。

会えないかなー!

忙しいという字

今年から元主人の会社で働かせていただくことになった。
業務管理、経理管理の見直し、立て直しが必要なことに加えて
PCにおけるデータ管理やセキュリティの脆弱性がかなり高い環境なので
以前までIT系の仕事をしていたので、そちらの要員として採用してもらった。


PC導入時(15年くらい前なのかな)から専任の方がいるがご高齢なので
やがては後任となる予定。
データのほとんどはExcelで管理しているのだが、人の書いたコードというのは解読がたいへんだ。
スクリプトのほとんどをデバックモードで確認していく。
よくここまで作り上げたなあ、と思っていたら、実はほとんどがマクロ自動生成とのこと。
さすがにドメイン環境にするほどの規模と業種ではないので、不要かと思う。
しかしサーバーは置きたいと思う。
現行のExcelファイルたちも、かなーり古いバージョンに作られたものなので不具合もチラホラ。(他ブックとのリンクに問題あり)


見直す、備える、整える、などの課題がてんこ盛りだ。


仕事に加え、マンション管理組合の理事チームの当番が回ってきた。
春には姑も上京して居住するし、実父の介護の問題もある。


「忙しい」というのは本当に心を亡くすことなのか、と思った。


hくんのことを想い、弔う、という意識が薄くなっているように思う。
仕事帰りの道中は相変わらず悲しみが湧き出す。
ご飯は必ずhくんの分も用意する。
お花も欠かさない。


でも何かが違う。
忘れているわけではないのだが、私の心が変わってきてるような気がする。
実に不本意だ。


hくんのそばに行きたい。
hくんに会いたい。
hくんの思い出をずっと反芻していたい。


その想いと仕事の課題とで頭がおかしくなりそうだ。
以前のように頭は働かない。気力もない。
でも雇用していただいたからにはなんとかやりぬかないと、と思う。


つらい、つらいよ。hくん。